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はじめまして

私は能登半島の北部の輪島市で米農家を営む輪島 太左ェ門と申します。
村の中では「たざえもん」が訛ったのかそういう伝統なのかは分かりませんが
「たぜむ」と呼ばれています。
なのでドメインもtazaemonとtazemの両方を使用しています。
私はこういう伝統はとても好きな文化なのでそのまま受け継いでゆこうと、
そのまま屋号にしました。
もう10数年輪島市の三井町で自然農法でお米を作っている友人に憧れていた事と、
自分の妻の実家の田んぼを耕作してくれていた近所のじいちゃんが
リタイヤしたのを契機に兼業農家として2018年にデビューしました。
その年から周辺に住むお年寄りからは「田んぼは儲からんからやめた方がいい」だの
「耕作しない事が一番の儲けだ」と散々な言われようでした。
それでも憧れの友人の背中を追いかけたくて自然農法に着手しました。
あれから5年。
毎年失敗ばかりで何やってるんだろうというような状況のまま突き進んできましたが、
当初1反歩(10アール=10m×100m)で始めた稲作も気がつけば
4町8反歩(4.8ヘクタール=480アール)を耕作する
地域では大きめな農家になってきました。
とてもじゃないですが自然農法だけで耕作できる面積ではありませんので
今年から大幅に耕作計画を変更せざるを得なくなってきました。
もちろん自然農はライフワークなので続けますが、
それ以外の慣行栽培も同時に行いますし、
ウクライナ問題で疲弊している国内の畜産業などの支援の意味で
飼料米も栽培面積の半分ほど行う予定です。
それに従いどうしても一発系肥料を使用せざるを得ない状況になってしまいましたので
慣行栽培の田んぼに関しては、
マイクロプラスチック流出対策を施した上で使用する事に決めました。
ゆくゆくは有機肥料で対応したいのですが、いまの私の力ではまだ無理なので、
それは今後の宿題としました。
今後私の自然栽培技術が少しでも向上できれば耕作面積を増やしたいのですが
今年は自然栽培の面積を
6反歩(60アール)→2反歩(20アール)へと作付けを減らそうと思っています。
私のところは友人のところのように完全自然栽培の田んぼは、
山の田んぼの一部に限られているので彼のようには出来ない現実もあります。
そんな彼って気になりますよね。

その彼とは「輪島エコ農園 新井 寛」さんです。

彼は自然農法だけで10年以上もの期間お米を作っている本物のレジェンドです。
本当に安心安全なお米が欲しい方はぜひ彼のサイトを覗いてその考え方を知って下さい。
(購入は8月頃にならないと予約できなかったと記憶しています)
私なんて彼に比べたらナンチャッテもいいとこです。
そんな私も精一杯田んぼと向き合い今年もお米を作りますのでよろしくお願いします。

日々も活動もブログで発信していますので良かったら読んでください。

 

2023年3月

輪島 太左ェ門