猛烈に忙しい2024年を走り抜けて2025年も始まり
1年遅れの申告に手間取り、これまた1年遅れの中山間や多面の報告書作りに追われ気がつくと3月の声も聞こえてきました。
私たちとしては毎日が地震でやられた農地や、農機の再取得に向けた様々な取り組みに追われ続けていたりして振り返る暇もなかったような状態です。
農協さんから種籾どうすんの?と聞かれて初めて、あぁそうか。苗作んなきゃねと気がつく始末です。
村のみんなが地震で完全に気持ちが折れてしまい、集落営農にしてくれと依頼してきたので今年からは集落営農のリーダーとしても活動しないとダメになってきました。それに伴い再取得農機も大型化し、トラクターはクボタのMR1050、コンバインはDR6130とかもう違う世界の物がうちに来る事になりました。でも山間地ではどちらも入ることが出来ないので、それもどうなんかな?と悩んではいます。
大きいことは良いことだと言い張ってはいるんですけど、大きすぎると手に負えないというのも少し感じます。セミクローラー最高!!と思っていたんですけど、メンテナンスの煩雑さやクローラーの消耗具合や、1本50万円もすると言われるクローラー交換を考えるとちょっと考えてしまう事も事実です。
更に、上記2機種は4トン近くあるので通常の運搬車では手に負えず5〜6トン積みの積載車も必要になるというのも悩みの種です。これまた高価で中古でも400万円します。
こんな事を悩んでいるほどなので私は至って元気です。
ライスセンターも新たに建設するのですが、そちらは現在4500万円ほどの見積もりが届いていますが、少し手を加えたので恐らく5000万円ほどにはなりそうです。
もう何が何だか分からなくなってきていますが、未来の後継者さんが使いやすい環境や装備を用意してあげようと全力を注いでいます。
作付けなんですが、地元の田んぼは、水害で最も被害の大きかった地域の一つに数えられており、復旧までには最低3年。もしかしたら5年かかるかもと言われています。
若干生き残った数反歩の田んぼも測量や整地を行うから作付けしないようにと農林課には指導されていますが、どうしましょうかね。今年は収入保険も内容がゼロになるので作るだけ作った方がいいので1枚でも多く田んぼが欲しいところなんですけどね。
で、友人がこの地を離れて耕作者がいなくなった田んぼがあるので、代わりに入ってくれないかと言われ続けていた田んぼを引き継ぐ決意を致しました。
うちの村からは10キロほど離れてる山間地なんですけどね。彼の気持ちに応えて耕作しようと思います。
そんな彼は手書きの田んぼの説明書を送ってくれました。
1枚1枚気持ちを込めて書いてくれました。
それは宝物なのでバインダーに入れて田んぼに行く際に持ってゆこうと思っています。
今朝、クボタの営農支援システムにその田んぼの登録を行ったのですが、いよいよ今年の作りが始まるんだな〜と実感が湧いてきました。辛い事も沢山ありましたし、悲しい事もたくさんありました。
それでも全国の皆さんが支援してくれたお陰で私は何とか今でも未来を信じで歩み続けています。本当に感謝しかありません。今年も頑張ってお米作りますよ!!引き続きの応援宜しくお願い致します。